無窮 i ラボ Blog

知的ネット社会、知そのもの、機械との共生、プログラミングに関して。

 
 

その答は、ヘーゲルの有名な比喩の中に見出されるであろう。すなわち、「ミネルヴァの梟は、黄昏の到来とともにのみ、その翼を拡げる」。これらの神秘的な言葉の前には、次のような説明が置かれている。

世界がいかにあるべきかに関して教えを授けることについて、もう一言。いずれの場合であれ哲学は常にそれを授けるには余りにも遅れて登場する。
世界の思想としてそれが現れるのは、現実がその形成過程を完了した後にすでにそこで型にはまったときだけである。概念の教えることは、概念とは歴史の逃れ難い教訓でもあるのだが、概念がその実体の中で同じ世界を捕え、知性の王国の姿の中に自らそれを築き上げるのは、現実が成熟するときだけである、ということなのである。哲学が灰色の中にその灰色を描くとき、その時には、生命の姿は年老いてしまっている。灰色の中の哲学の灰色によっては、それは若返ることはなく、ただ理解されることができるだけなのである(『法の哲学』[藤野渉・赤沢正敏訳、中公世界の名著第44巻、174ページ])。

Thomas T. SEKINE, "Introduction to the Dialectic of Capital," 1984
From Thomas T. SEKINE, The Dialectic of Capital, Vol. I, 1984, pp. 1-100
からの翻訳『関根友彦「資本の弁証法への序論」』
から、「 A. マルクス主義とイデオロギーと科学(原書:pp. 2-25.)」章

http://quoniam.social.tsukuba.ac.jp/yamane/article/translate/sekine1984/A.html より。
(2014/11/26時点で上記ページは消失。waybackマシン)

そのうち、「(b) マルクス主義的認識の三要素」節 「(γ)」小節より抜粋。


検索補助: ミネルバのフクロウ
スポンサーサイト
 このエントリーをはてなブックマークする このエントリーを含むはてなブックマーク
「進撃の巨人」に描かれた壁外調査の様子から思考する:

内向きと外向きの共存

  内向き: 持続(生存)のために、組織内で共同する

  外向き: 関心は外に向かっている。

これは、人類の知的側面の、ひとつの理想的形態である。
 このエントリーをはてなブックマークする このエントリーを含むはてなブックマーク
未踏(←→後追い)であるほど、知能は知性に先行する。

【知能的←】技術-手引きの科学-説明の科学-哲学【→知性的】

「ミネルヴァの梟は黄昏に飛び立つ (参考)」のだ。
 このエントリーをはてなブックマークする このエントリーを含むはてなブックマーク
岸田 一隆「科学コミュニケーション 理科の〈考え方〉をひらく」を読み、知的生産物は 以下の 3つの部分から構成されると考えた:

・情報本体

 知識、(知識までに至っていない)情報
 What.
 コンテンツ(メッセージ+コンテクスト)。

・情報利用手段

 媒体、利用の容易化(易読化{割付・図表}・標示)、利用手法
 How.
 コンテナ、メディア、メソッド。

井上 真琴 : 図書館に訊け (ちくま新書, 2004) p.70.

書誌学(本を研究する学問)では、書物は「内容が形態を規定」し、「書物の大きさは単にサイズの問題ではなく、その内容や用途によって決定されている」(「IV 比べて考える」『牧野富太郎蔵書の世界』高知県立牧野植物園、二〇〇二)とする。


・共有・共感の端子

 主題(関心項目・議題)の編集、表現(精度と確度の設定・心理・儀礼)
 Which, Who, Where, When.
 プロトコル、ファティック
 このエントリーをはてなブックマークする このエントリーを含むはてなブックマーク
必要は発明の母である。そして、発明は発見の母である。発明の試作によって様々な問題が顕在化する。発明の完成度を高め、実用化させるには、問題を解決しなければならない。その課程において、様々な発見がなされる。

世界は歪(いびつ)だ。余裕があるところがあれば、余裕がないところ(隘路, ボトルネック)がある。進歩が進んでいるところがあれば、遅れているところがある。だから、必要は、時によって変化する。そして、様々な発見がなされる。

世界は歪さ(いびつさ)は、発見の母である。
 このエントリーをはてなブックマークする このエントリーを含むはてなブックマーク