無窮 i ラボ Blog

知的ネット社会、知そのもの、機械との共生、プログラミングに関して。

 
 

つまらない意見をスルーするのが、時間的および精神的な資源の有効活用の得策です。

しかし、「人の意見はちゃんと聞きなさい」と教えられているせいか、つまらない意見をみっちり読み切ってしまうことがあります。

「つまらない」と結論づけるだけだと、時間的および精神的な資源をかけた分、損をした気分になります。ストレスを感じます。

そして時に、その意見に対して非建設的な批評をしてしまいます。その場合には、自分・意見を発した人・議論を見た人のみんながストレスを感じます。

このようにならないようにする方法を考えつきました。

こういうときには、そのつまらない意見が

 ・思い込みで自己主張している意見

なのか、

 ・自分のことは棚に上げて他人を攻撃する意見

なのかを判断して、それを結論にしたらどうでしょうか。そして、自分はこんな意見は発しない、と心に思えばよいのです。

なお、この判別区分は、ドイツ・ボン大学の大学院生カトリン・フィッシャー氏が修士論文「静かな場所の、にぎやかな壁」に記した大学の女子トイレの落書きのフレームワークです。

つまらない意見を判別する過程において、つまらなく考える理由が明らかになるはずです *。

「人のふり見て我がふり直せ」。つまらない意見を反面教師にできて、得した気分になれるでしょう。

  * 逆説的にいえば、その理由を考えつかなければ、その意見は、つまらなくないのです。
スポンサーサイト
 このエントリーをはてなブックマークする このエントリーを含むはてなブックマーク
(1) 存在性

存在しなければならない。

(2) 可到達性

利用できなければならない。

(3) 配置適当性――適材適所

適切な場所になければならない。

(1), (2), (3) は順番である。

そして、(1) と(2)・(3) は、ライリーの小売り引力の法則につながる。

「ライリーの小売り引力の法則」の一般化:
集積によって発生する効果は、集積量に比例し、アクセスの容易さの二乗に比例する。

(1) は 集積量、(2)・(3)は アクセスの容易さに関係する。

発想の元:
Blog 一番星 J. D. サリンジャー「ライ麦畑でつかまえて」におけるコメント。
 このエントリーをはてなブックマークする このエントリーを含むはてなブックマーク
総動員をいかにして資源を使わずに行うかが、人類の発展を計る度合いの一つだと、私は考える。

総動員には多くの資源が必要である


「教育」とは人類がもつ知識を総動員するための課程である、と私は考える。

「教育」は、我が国の義務教育に限っても9年間をかけて行われる。つまり、総動員するには、多くの資源が必要である。

人類は総動員に要する資源を低減してきた


文字と紙の発明によって、知識を文字で紙に記し、机に広げて、それら知識を総動員することが可能になった。総動員する者は、その知識を得るために現場に赴かなくてもよい。つまり、総動員に要する資源を低減できる。

知識を文字で記された紙を綴った本は、長期間存続することが可能である。よって、時間の経過による知識の劣化・消失に抗するために要する資源を低減できる。

工業製品は、この2世紀ぐらいで急速に広がった。工業製品は人類がもつ知識を具現化した(体化した)ものである。しかし、使用者はそれを意識しない。

扇風機を使用する使用者は、モーターに関わる電気工学や羽根に関わる流体力学を勉強する必要はない。つまり、時間的、精神的な資源を消費する必要はない。

現代人は、Google を使うことによって人類の知の総動員を、その意識なくできる。
 このエントリーをはてなブックマークする このエントリーを含むはてなブックマーク
徳力さんが書かれた、「アテネの学堂」に関連するブログ記事「日本のウェブの残念度を下げるために、私たちができそうな7つのこと+α : tokuriki.com」の閲覧者は、検索エンジンに以下の言葉を入力したそうである。
  • 日本のウェブは残念
  • 残念な日本の私
  • 私は残念なこと
  • 日本 web 残念
(2009/ 8/ 8 11:00。「trackword」調べ)

だから、アテネの学堂会館の検索エンジンから来られる利用者を増やすには、「残念」という言葉で検索されたときにヒットするようにしたらいいかもしれない――例えば、「日本のウェブを残念にしない」という文句を入れるなど。

しかし、それでは、選挙に惨敗したときの某政党のコピー「日本をあきらめない」のようだ。

管理者として、ネガティブな言葉はつかいたくない。
 このエントリーをはてなブックマークする このエントリーを含むはてなブックマーク
お盆明けの金曜日 8月21日に、東京・九段にて、ウェブ上で提供される新サービスや新端末のプレゼンテーション大会イベント「WISH2009」が開催されます。

なお、「WISH」には、

 Web : ウェブに関連したサービスや端末で
 Innovation : イノベーションを生み出してくれそうなものを
 SHare : 参加者全員でシェアする(情報共有する)

という意味合いがあるのだそうです。

主催者は「知名度が低いけれども可能性のあるサービスや端末が飛躍するきっかけになることを目指して」いるそうです。

「世界を変えるものも、常に小さく始まる。」 (梅田 望夫 : ウェブ時代 5つの定理―この言葉が未来を切り開く! (文藝春秋, 2008) p.97.)といいます。このイベントにおいて取り上げられたサービスや端末が、世の中を変えるかもしれません。

概要


名称 : WISH2009
日時 : 2009年 8月21日(金) 19時~22時
場所 : 東京都千代田区 ベルサール九段
参加費 : 3,000円
主催 : アジャイルメディア・ネットワーク株式会社

参加申し込みや詳細は、イベント公式サイト「WISH2009 ウェブの未来を担う可能性を発掘・共有・応援」をご覧ください。


WISH2009
なお、本ブログは、「WISHサポーター」として、このイベントの告知などに無償で協力させていただいています。

それは、「アテネの学堂」に関連して、読んでいた徳力さんのブログ記事「日本のウェブの残念度を下げるために、私たちができそうな7つのこと+α : tokuriki.com」が、このイベントの発端になっていることを知ったからです――日本型アテネの学堂を目指す「WISH2009」のお知らせ - Tech Mom from Silicon Valley を通じて。
 このエントリーをはてなブックマークする このエントリーを含むはてなブックマーク
多くの事柄・状況に共通することに関する知識は、人に予測能力をあたえる。

なぜならば、未知の事柄・状況にであったときでも、その共通することに関する知識は有効である確率が高く、未知の事柄がみせていない性質や未知の状況の進展に関して予測ができるからだ。
 このエントリーをはてなブックマークする このエントリーを含むはてなブックマーク
肩書きや敬語には、「褒める」という機能があるのではないか、と考える。

肩書きがない人は、何かをできただけで褒められる(できなくても、何かいい点を探して、それを褒めるべきだが)。

肩書きがあり、社会的地位がある人は、「できて当然」であるから、なかなか褒められる
ことはない。

また、褒めるという行為は、上の人が下の人を褒めるという感じがある。だから、地位を上るごとに上の人の数が減り、褒められる機会も減少する。

そのような、(成果を上げているのに)褒められることが少なくなった人にとっての救いが、肩書きや敬語なのではないか。

肩書きをつけられることや、敬語で話されることが、社会的地位がある人を駆動させているのではないだろうか。

さて、デジタルネイティブと呼ばれる、ものごころがついた頃には既にインターネットが普及していた世代の人々は、肩書きをあまり気にしない性質があるそうだ。

ならば、彼らは、肩書きを気にしない代わりに、社会的地位がある人を褒めないといけない。そうしなければ、収支があわない。
 このエントリーをはてなブックマークする このエントリーを含むはてなブックマーク
分類とは、分類する(KJ法では「山をつくる」)行為による生産物である。

分類行為は、知識の構造化作業のなかで重要部分である。

分類するとは、事物の間の関係の絡まりをほどき、用途に応じて(参考: 軸の通し方はいくつもある)意味が薄い関係を断ち切る行為である。

よって、以下の点で知的行為である。

  • 分類行為は、事物間の関係の集積があって、はじめて可能な行為である。

  • 「関係の絡まりをほどく」作業は、知的労力を必要とする作業である。クラスタリングアルゴリズムをコンピュータ資源をもって実行できることは、当該作業が知的労力を必要とすることを示唆する。

    注: 人間が分類作業をクラスタリングアルゴリズムと同様の方法によって行っているとは考えられない。しかし、同様の成果をうむ作業(コンピュータによるクラスタリング)によって、価値をはかることはできる。

  • 現在存在する分類は、存在価値があるものとして、長年のフィルタリングを経てきたものである――淘汰されなかったものである。
  •  このエントリーをはてなブックマークする このエントリーを含むはてなブックマーク
    まとめサイトは理解を促進させ、価値がある。

    知の選抜システムが議論に関して理解することを促進させる。

    なお、知の選抜システムを、マン-マシン、パーソナル-マスミックスなシステムであると考えれば、閲覧者と検索エンジンは、同列に位置づけることができる。

    さて、「まとめサイトは理解を促進させ、価値がある」ことを文献によって裏付けておく。

    田坂 広志 : プロフェッショナル進化論 「個人シンクタンク」の時代が始まる (PHPビジネス新書, 2007) p.91.

    >「個人シンクタンク」のパーソナル・メディアは、どこまでも、「読者にとって役に立つ情報、知識、智恵を伝える」ことに主眼があるからである。

    同書 pp.92-93.

    > ネット革命による「情報洪水」の中で、多くの読者が「ナビゲーション」(航路案内)を必要としているからである。
     そして、読者にとって本当に「役に立つ情報」とは、単に「価値ある情報」であるだけでなく、何よりも、理解しやすく「整理された情報」であるということを、忘れてはならない。


    井上 真琴 : 図書館に訊け (ちくま新書, 2004) p.152.

    >... [谷沢 永一氏は、] 書誌を附録としてつけた研究文献案内的な論文や著書を書きまくることになる。

     彼の著書『大正期の文藝評論』などは、四分の一ぐらいが文献研究史で占められており、学界のある国文学者は「よく勉強した。少なくとも研究史覚書は役に立つ」と彼の存在を認めざるをえないところへ追い込まれたというのだ。... (谷沢永一講演「書誌学の課題」『私立大学図書館協会会報』一〇一号)。

     書誌はその主題を研究しようとする人にとって重宝きわまりなく、調査研究に欠くべからざる道具なのである。... よい文献目録を編集すればその功績を認めざるをえないくらい、書誌が重要なレファレンス資料であることを示す端的な事例をいえよう。

     このエントリーをはてなブックマークする このエントリーを含むはてなブックマーク
    ブログ記事の長さを自動的に検知するシステムをつくって、検知された長い投稿に対して、人間がポジティブなコメントをする、というマン-マシン ミックス系は、「アテネの学堂」を構成する一要素になるのではないだろうか。

    長い文章が良質な文章を保証しないことは確かである。しかし、脊髄反射的なブログ記事はこのシステムによってはじくことができる。

    これは、ネット世界における褒めるという行為の総数を増やすシステムである。

    褒める行為は、たとえば、以下のブログ記事において奨励されている。

    頭のよさがすべてではない。成功者がもっている特質「Grit」とは何か? | Lifehacking.jp
    >ポジティブな強制力に対して必ずポジティブに応答するという特性をもっている

    アメリカ人は「希望駆動型」、日本人は「危機感駆動型」 - Zopeジャンキー日記

    blog | Hirose Kohmi Official Website Twitterで、もっと繋がりましょう(今夜早速集合よ!)
    > 責め合わず、お互い許し合って、嫌な事は忘れてあげて、良い所は覚えててあげて、大切にし合いましょう。

    直感を信じろ、自分を信じろ、好きを貫け、人を褒めろ、人の粗探ししてる暇があったら自分で何かやれ。 - My Life Between Silicon Valley and Japan
    >日本人は人を褒めない。昨日もLingrイベントで言ったけど、もっと褒めろよ。心の中でいいなと思ったら口に出せ。

    日本のウェブの残念度を下げるために、私たちができそうな7つのこと+α : tokuriki.com
    >5.もっと褒める


    なお、このシステムがうまく機能するかに関する技術的な問題点は、スパムブログの記事をいかにしてうまくはじくかという点であろう。
     このエントリーをはてなブックマークする このエントリーを含むはてなブックマーク
    良いシステムは、何も入力しなくても、適確な答えを返してくれる。

    「いつも通りでいいですか?」―「はい」 で、注文終了の床屋のように。
     このエントリーをはてなブックマークする このエントリーを含むはてなブックマーク
    あなたの知らないタイピングミスの世界 - Yahoo!検索 スタッフブログ を読んで、

     「タイプミスじゃなくて、間違えて言葉を記憶している場合もあるよね」

    と思った。

    そこで、私がこれまでした誤りを探しだしてきて、誤りの種類によって分類した。


    「正→誤」の形式で表記する。

    認知による間違い


    ■ 見間違い

     ● バ行とパ行

     バラライカ → パラライカ
     バーガースベクトル → バーガースペクトル
     ペリリュー島 → ベイリュー島

     ● グとゲ

     グリマルディ → ゲルマルディー

    意識による間違い


    ■ 外来語・外来表記語・漢字の読み間違い

     龍安寺: りょうあんじ → りゅうあんじ
     eigen : アイゲン → エイゲン
     ATOS : アトス → エートス

    無意識による間違い


    ■ 順番が変化

     ● 反転

     カタルシス → カルタシス
     テトラグラマトン → テクラマトマトン

     ● 連続音化

     パルム・ドール → パルルドール
     テトラグラマトン → テクラマトマトン

    ■ 影響を受けて変化

     ● 類似発音語に変化

     カール・ツァイス → カールツバイス/カールツヴァイス――「ツヴァイス(独語で'2')」
     フランク・ロイド・ライト → フロイト・ナイト・ライド――「ナイトライド(窒化物)」
     ハリファックス → パリファックス――「パリ(仏国首都)」
     サグラダファミリア → サクラダファミリア――「サクラダ('桜田')」
     ストリキニーネ → キネストローネ――「ミネストローネ(料理)」
     バーガースベクトル → バーガースペクトル――「スペクトル(科学用語)」
     イシュタル → インフラハム――「アブラハム(聖書)」

     ● 続く語の意味の影響

     一笑に付す → 一蹴に伏す――「付す」を「伏す」と誤ったことの影響。
     呼吸を止めて一秒 あなた真剣な目をしたから → 瞳を閉じて一秒 あなた真剣な目をしたから――「真剣な目をした」の影響。
     イシュタル → インフラハム――海外神話に登場すると記憶。

    ■ カ行・ガ行がハ行に

     ● クとフ

     トカマク → トカマフ

     ● ガとバ

     カシュガル → カシュバル

    ■ ラ行がア行に

     ● リとイ

     ペリリュー島 → ベイリュー島

     ● ルとイ

     ザルツブルク → ザイツブルク

     ● レとエ

     クレッシェンド → クエッシェント

    ■ その他

     ● グとユ

     グリア細胞 → ユリア細胞

     ● その他

     ラミパス ラミパス ルルルルルー → スラピタ スラピタ スルルルル
     このエントリーをはてなブックマークする このエントリーを含むはてなブックマーク