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無窮 i ラボ Blog

知的ネット社会、知そのもの、機械との共生、プログラミングに関して。

 
 

分類とは、分類する(KJ法では「山をつくる」)行為による生産物である。

分類行為は、知識の構造化作業のなかで重要部分である。

分類するとは、事物の間の関係の絡まりをほどき、用途に応じて(参考: 軸の通し方はいくつもある)意味が薄い関係を断ち切る行為である。

よって、以下の点で知的行為である。

  • 分類行為は、事物間の関係の集積があって、はじめて可能な行為である。

  • 「関係の絡まりをほどく」作業は、知的労力を必要とする作業である。クラスタリングアルゴリズムをコンピュータ資源をもって実行できることは、当該作業が知的労力を必要とすることを示唆する。

    注: 人間が分類作業をクラスタリングアルゴリズムと同様の方法によって行っているとは考えられない。しかし、同様の成果をうむ作業(コンピュータによるクラスタリング)によって、価値をはかることはできる。

  • 現在存在する分類は、存在価値があるものとして、長年のフィルタリングを経てきたものである――淘汰されなかったものである。
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    まとめサイトは理解を促進させ、価値がある。

    知の選抜システムが議論に関して理解することを促進させる。

    なお、知の選抜システムを、マン-マシン、パーソナル-マスミックスなシステムであると考えれば、閲覧者と検索エンジンは、同列に位置づけることができる。

    さて、「まとめサイトは理解を促進させ、価値がある」ことを文献によって裏付けておく。

    田坂 広志 : プロフェッショナル進化論 「個人シンクタンク」の時代が始まる (PHPビジネス新書, 2007) p.91.

    >「個人シンクタンク」のパーソナル・メディアは、どこまでも、「読者にとって役に立つ情報、知識、智恵を伝える」ことに主眼があるからである。

    同書 pp.92-93.

    > ネット革命による「情報洪水」の中で、多くの読者が「ナビゲーション」(航路案内)を必要としているからである。
     そして、読者にとって本当に「役に立つ情報」とは、単に「価値ある情報」であるだけでなく、何よりも、理解しやすく「整理された情報」であるということを、忘れてはならない。


    井上 真琴 : 図書館に訊け (ちくま新書, 2004) p.152.

    >... [谷沢 永一氏は、] 書誌を附録としてつけた研究文献案内的な論文や著書を書きまくることになる。

     彼の著書『大正期の文藝評論』などは、四分の一ぐらいが文献研究史で占められており、学界のある国文学者は「よく勉強した。少なくとも研究史覚書は役に立つ」と彼の存在を認めざるをえないところへ追い込まれたというのだ。... (谷沢永一講演「書誌学の課題」『私立大学図書館協会会報』一〇一号)。

     書誌はその主題を研究しようとする人にとって重宝きわまりなく、調査研究に欠くべからざる道具なのである。... よい文献目録を編集すればその功績を認めざるをえないくらい、書誌が重要なレファレンス資料であることを示す端的な事例をいえよう。

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    ブログ記事の長さを自動的に検知するシステムをつくって、検知された長い投稿に対して、人間がポジティブなコメントをする、というマン-マシン ミックス系は、「アテネの学堂」を構成する一要素になるのではないだろうか。

    長い文章が良質な文章を保証しないことは確かである。しかし、脊髄反射的なブログ記事はこのシステムによってはじくことができる。

    これは、ネット世界における褒めるという行為の総数を増やすシステムである。

    褒める行為は、たとえば、以下のブログ記事において奨励されている。

    頭のよさがすべてではない。成功者がもっている特質「Grit」とは何か? | Lifehacking.jp
    >ポジティブな強制力に対して必ずポジティブに応答するという特性をもっている

    アメリカ人は「希望駆動型」、日本人は「危機感駆動型」 - Zopeジャンキー日記

    blog | Hirose Kohmi Official Website Twitterで、もっと繋がりましょう(今夜早速集合よ!)
    > 責め合わず、お互い許し合って、嫌な事は忘れてあげて、良い所は覚えててあげて、大切にし合いましょう。

    直感を信じろ、自分を信じろ、好きを貫け、人を褒めろ、人の粗探ししてる暇があったら自分で何かやれ。 - My Life Between Silicon Valley and Japan
    >日本人は人を褒めない。昨日もLingrイベントで言ったけど、もっと褒めろよ。心の中でいいなと思ったら口に出せ。

    日本のウェブの残念度を下げるために、私たちができそうな7つのこと+α : tokuriki.com
    >5.もっと褒める


    なお、このシステムがうまく機能するかに関する技術的な問題点は、スパムブログの記事をいかにしてうまくはじくかという点であろう。
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