無窮 i ラボ Blog

知的ネット社会、知そのもの、機械との共生、プログラミングに関して。

 
 

2014年 8月17日、「Niihamaたん」の語彙を拡大する一連の仕組みの稼働を開始しました。

これまでは、メールマガジン記事などを元に語彙データを作成してきましたが、新しい この仕組みによって、ブログを元にした語彙データが追加されます。

メールマガジン記事は、最近、新しい記事が極めて少なくなり、私の表現の場はブログに移行しています。この仕組みによって、「Niihamaたん」は、新しい話題に対応した表現をするようになりました。

現在は、この仕組みを適用しているブログデータは限られていますが、水平展開をすることにより、より多くの語彙データを「Niihamaたん」は備えることになります。

これまで(8月16日)の語彙ファイル数: 4300
8月17日時点での語彙ファイル数: 5100
水平展開によって達せ得る語彙ファイル数: 9000

今回の仕組みを整備するにあたり、3個のプログラムを新作、1個のプログラムを変更しました。
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結論:

社会の改革のためには、個が余裕をもち、その余裕を表現力と創造力に振り向ける必要がある。また、物質化・表現・創造の有機的連携が必要である。物質化は、表現・創造が、思考・思想に留まらないためのひとつの行動として挙げられる。

社会の改革は、「賢者のディスプレー」・「集会装置」・「思考のための食べもの」により、促進される。これらを改良すること、及び、これらの使用を促進することが、社会の改革を促進する。



本文:

(1)
田中 浩也 : SFを実現する 3Dプリンタの想像力 (講談社, 2014〈底本 講談社現代新書(2014)〉) No.964/2694.

パーソナル・コンピュータを推進してきた研究者の多くは、「個が表現力と創造力を持つことで社会が改革される」ことを強く信じています。ネグロポンテもそのひとりです。

即ち、つながった個が表現力と創造力を持ち、それが臨界点を突破することで社会が改革される。

個が表現力と創造力を持つためには、個に余裕が必要である(参考: 知的ネット社会の設計 #6.拡大知的社会の理解と設計
)。その余裕を、表現力と創造力に振り向ける必要がある (余裕を、従来どおりの生産の拡大には振り向けないという価値判断をする)。

なお、前記引用にはつづきがある:

田中 浩也 : SFを実現する 3Dプリンタの想像力 (講談社, 2014〈底本 講談社現代新書(2014)〉) No.984/2694.

こうして、「先端技術で社会問題を解決する」という思想的背景をもった活動であっても、完成済みの「コンピュータ」をただ配るだけの支援では限界があることがはっきりしました。重要なのは、現場で、使用者自身が、その場やその人に合うようにテクノロジーを再編集できるための「施設(拠点)」だということがようやく分かったのです。

つまり、表現・創造(ソフトウェア)だけでは不十分であり、物質化(ファブリケーション)(ハードウェア)・表現・創造の有機的連携が必要である。

行動無き思考・思想は無意味だといわれる。物質化は、表現・創造が、思考・思想に留まらないためのひとつの行動として挙げられる。

(2)
田中 浩也 : SFを実現する 3Dプリンタの想像力 (講談社, 2014〈底本 講談社現代新書(2014)〉) No.156/2694.

素材を変えながら、繰り返し実験をしてみることで、自分自身の発想や想像力が強く刺激されることでした。「つくりながら、かんがえる」「かんがえながら、つくる」という同時性、即興性を実現してくれることで、ワープロや、シンセサイザーといった、人間の知的創造活動のパートナー的存在へと近づいているな、と感じられたのです。

即ち、人間の知的創造活動のパートナーを得る(ことで、社会の改革が促進される)。 ※括弧内は、ブログ記事著者により付記した。

このパートナーにより、知性が湧き上がるように自ら(みずから)により奮起されるのである。

パートナーには、上記引用のように(a)道具もあれば、もちろん(b)人間もある。そして、(c)思考の種になる刺激も必要である。

(a)を「賢者のディスプレー」と表そう。紙のノートや、PCがあたる。

(b)を「集会装置」と表そう。広場や、インターネットがあたる。

(c)は「思考のための食べもの」である。本、雑誌、あらゆるコンテンツがあたる。

これらは、既に存在している。よって、これらを改良すること、及び、これらの使用を促進することが社会の改革を促進する。

昨年、私は、「知的ネット社会の設計 #構成者への情報提供」において

知的ネット社会では、その構成者に、《知性の一般的啓発》・《知的な専門技術》・《思考のための食べもの》が提供される。

と書いた。《知性の一般的啓発》・《知的な専門技術》に関する情報提供として、今回挙げた「賢者のディスプレー」・「集会装置」・「思考のための食べもの」の使用を促進するコンテンツがある。
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