無窮 i ラボ Blog

知的ネット社会、知そのもの、機械との共生、プログラミングに関して。

 
 

「現実世界は情報空間である」という考えと、「知能は現実世界において行動するものしかもち得ない」という考えを組み合わせて、つぎのこととを考えた。

現実は本能的なエサが埋め込まれた情報空間である。本能的なエサとは、例えば食べ物・安全・異性である。

行動は本能的なエサを得るために行われる。本能的なエサを得る確率が高くなる方向に、行動が決定される。

現実世界は、意識の中で、神経細胞それぞれの発火(「1」)・沈静(「0」)の組み合わせによって表現される。

その組み合わせは、過去の複数時間・現在・未来の複数時間。未来については時間それぞれに関して場所・行動ごとに存在する。時間・場所・行動それぞれの未来の組み合わせには、本能的なエサを得る確率が計算されて付されてある。

この計算には、例えば、1単位時間後にはエサを得る確率が1減少するが、10単位時間後にはエサを得る確率が10増加する、ということも考慮されている (★これをどのようにしてするのかは置いておこう)。

ここでは、神経細胞が、A,B,Cの3つしかにないとしよう。

過去: (A,B,C) = (0,0,1)
現在: (A,B,C) = (1,0,1)

さて、ここで1単位時間後の未来を予測する。

未来予測は記憶による。記憶はつぎのようになっている。

 (A,B,C) = (0,0,0) ならば 1単位時間後は (A,B,C) = (0,0,1) になる確率が 10%。
 (A,B,C) = (0,0,1) でかつそれから 1単位時間後に (A,B,C) = (1,0,1) ならば、2単位時間後は (A,B,C) = (1,1,1) になる確率が 50%。

このような記憶が多数存在する。これらを使って1単位時間後の未来の場所・行動ごとの (A,B,C) がどのようになるかを計算する。最も実現確率が高い (A,B,C) が採択される。さらに、各場所・行動についてエサを得る確率を計算する。そして、最も確率の高い行動を選択する。

さて、1単位時間後、予測は当たっただろうか。

当たった場合は、関係した記憶が強化される (「○○ならば●●になる確率」の値が増加される)。

外れた場合は、関係した記憶が弱化される (「○○ならば●●になる確率」の値が減じられる)。

そして、実現確率が次点であった (A,B,C) が、現実と比較される。それも外れていたら実現確率が3番目、4番目、……であった (A,B,C) が現実と比較される。

それでも外れていたら、過去の (A,B,C) が間違えていたのではないかと、過去分の (A,B,C) を変化させて、現在時刻の予測を行う。

現実に合致する (A,B,C) が得られれば、それに関係する記憶が強化される。
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2007.08.12 11:12 URL | tk18 (管理) #cAPDhLHE [ 編集 ]












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