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無窮 i ラボ Blog

知的ネット社会、知そのもの、機械との共生、プログラミングに関して。

 
 

本文章は、「4つエンジンの日本にしよう――知性強靱社会の実現のために」第7章 に組み込まれています


2014年の年末に、湯につかりながら着想した:

・社会はソルバーである。(ソルバーの一員として)〈空気〉を排せよ

関連:
天下
反対だけでなく、賛成も表明しよう2015/1/3 追記
刺激等価性――「空気」の本質。感情移入と非論理をつなげるもの

・採集・分類・索引せよ

関連:
谷川 浩司 : 集中力 (角川oneテーマ21 Kindle版, 2006 〈底本は角川oneテーマ21(2006)〉) No. 1383/1941.

物事を推し進めていくうえで、その土台となるのは創造力でも企画力でもない。いくら創造力や企画力を働かせようとしても、道具となる知識や材料となる情報がなければ何も始まらないのだ。知識は、頭の中に貯えられた記憶の体験が土台になるのである。つまり、創造力やアイデアの源は、頭の中の記憶の組み合わせから生まれるもので、その土台がしっかりしていなければ、良いアイデアが閃くわけがないのだ。


大塚 英志 : 社会をつくれなかったこの国がそれでもソーシャルであるための柳田國男入門 (角川EPUB選書 Kindle 版, 2014 〈底本は角川EPUB選書(2014)〉) No. 2222/3355.

柳田はそもそも研究プロセスを、採集→分類→索引→比較→綜合、と考えます。「採集」が「観察と報告」、「比較→綜合」がより広い範囲、もしくは「社会」という責任主体での立論と問題解決ですよね。その両者をつなぐのが「分類→索引」で、これこそが「社会が賢く」なるには必要なステップなのですね。



・思考せよ (創造するつもりで、思考せよ)
・表現せよ


  他と、自(〈自における自〉と〈他における自〉)について、思考し、表現せよ。

関連:
社会の改革のために――社会の改革のためには、個が余裕をもち、その余裕を表現力と創造力に振り向ける必要がある

知的挑戦の手引き

「知的ネット社会」での〈自における自〉: 知的ネット社会の設計

「知的ネット社会」での〈他における自〉: 社会を知的にするための考え方

補足 1:
4項目をまとめると〈内から外へ〉なのだが、〈内から外へ〉では気持ちが駆動されにくいので、4項目に展開することに意義がある。

大塚 英志 : 社会をつくれなかったこの国がそれでもソーシャルであるための柳田國男入門 (角川EPUB選書 Kindle 版, 2014 〈底本は角川EPUB選書(2014)〉) No. 788/3355.

「第二の自然を観察する方法」をむしろ近代を迎えた日本という国で生きる人の基本的な「技術」にすべきだ、と考えていました。

大塚 英志 : 社会をつくれなかったこの国がそれでもソーシャルであるための柳田國男入門 (角川EPUB選書 Kindle 版, 2014 〈底本は角川EPUB選書(2014)〉) No. 105/3355.

「私」という自意識がそのまますっぽり「社会」や「国家」と重なり合ってしまえば、冷静に「社会」や「国家」を設計したり運営したり参画する主体としての「個人」は成立しませんよね。同時に「社会」や「国家」もただの「自我の容器」になってしまいます。ただ「心」を一つにしても、そこからは何も生まれません。


補足 2:
他者について知ろうとする時、〈空気〉の源になる共感を廃し、外部化して客観視するために、コンピュータによるアプローチは有効である、と考える。(参考: デカトンケイル)
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